合理的配慮と特別扱いの違い(薬と運転について)

2019.04.15

 4月になり、新しい環境に入って2週間経った方も多いでしょう。

おそらく入社された先で、その会社の働き方のルール、
管理職としての心がまえ等を改めて聞いた方も多いでしょう。

 4月になっても場所によっては雪が降るなど気温変動と
環境変動が多いのでメンタル不調が出やすいとも言えます。

傷病手当金でも「うつ」休職は多いです。

 さて、今回は「うつ」に関しの会社でするべき
「合理的配慮」なのか「特別扱い」なのか
というお話をします。

「うつ休職」に限らず年休でもなんでもそうですが、
「会社側」「本人」「同僚・上司」の視点で多角的に
客観的に見る事が必要です。

 一般的に業務上でこの薬を飲んでいる時は、
「車の運転をしてはいけない」と言う病気に
「てんかん」があります。

それと同じように「うつ」の治療に使う薬も
「絶対に車の運転をしてはいけない」があります。

 これ意外と精神科の主治医でも、
患者さんがどんな仕事をしているか知らなくて処方していたりします。

あと、主治医は比較的に患者さんが
「働く」ということに関して「寛大な傾向」があります。

休職期間が終わってしまうから「復職したいです」と言うと
「復職可」という診断書を出しやすいです。

職場と産業医からすると
「全然仕事できるレベルじゃないぞ!」
(日常生活レベル6割では仕事できる状態とは言えません)
ということが多々あります。

そういう意味で、
主治医は車を運転してはいけない抗精神病薬」
を処方しているのに患者さんに伝えてない時。

患者さんには伝えているけれど、
患者さんが理解していない時の両方があります。

 しかしながら、会社としての責任としては
そうも言ってられないんです。

会社は知っていたら「なおさら」ですが、
「知らなくても」車を運転してはいけない薬を飲んでいる人に
会社の車を運転させた責任は問われるからです。

 ある車の会社は人が亡くなる事故を起こした責任で倒産してます。

 ここでいう「合理的配慮」「安全配慮」とは、
車を運転してはいけない薬を飲んでいる人に
「車の運転をする仕事を絶対にさせない」ことですね。

 それ以外の仕事ならできるのかどうか等は
会社の仕事内容や体制になってきます。

この説明があれば、上司や同僚、家族の思惑による
「復職」ということは考えられなくなってきます。


 一方本人としては、「車が運転できないと不便」と
運転をしたがります。仕事に行くのは運転が怖いから
だめだけど、
「プライベートはめんどくさい、時間がかかる」これは本人のわがまま。


いくら自家用車で任意保険に入っていたとしても、本人、家族の人生だけでなく
巻きこんでしまった人の人生を台無しにして責任を取れるのかと言う事を、よくよく理解することです。


 しかし、往々にして「うつ」になったと言うと、
周りと本人が「うつ」に対してすごい神経質になります。


そして特に本人は「特別扱い」を求めます。


というより「うつ」に集中してしまって、
全体が見えなくなっているんです。

 そんな事からも「うつ」(疾病性)と
本人や家族の主張(事例性)、
会社側の本当にするべきこと、
本人の意思
これらを客観的に見てアドバイスをできる人が必要になってきます。

 その配慮や行動は
「合理的配慮ですか」
「特別扱いですか」

 一度考えてみてください。

 精神障害に対してや身体、知的障害に対しても
専門の知識を持ち客観的に見る事ができます。

そして、本人だけではなく「企業がどうしたらいいのか」
「どう関わればいいのか」を伝える研修の技術を持っています。

 気になられた方企業はぜひご相談ください。
 

 
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