「コウノドリ×厚労省タイアップ」

2017.12.25

 「コウノドリ」原作は漫画であり、今回は第2シーズンにあたります。
厚生労働省では、マタニティーマークの促進、助産師の周知、周産期医療や小児科医不足という問題を提起するのによい機会とタイアップしているとリリースがありました。

 社会保険労務士の立場から見た場合には、産前産後休暇(出産前4週多胎(双子以上11週)出産後8週間)、育児休業休暇の申請や手続き、時短勤務(6時間に就業時間をする)等から関わっていくことになります。
健康保険の育児出産手当金などの手続きの部分もありますけれど。

 しかしながら、妊娠、出産、育児と言うのは社会保険労務の観点だけではなく、メンタルヘルスケア、医療、福祉など様々な分野にまたがる女性と社会の大きな変化を伴う出来事です。

今は少子高齢化の影響もかなりあり、妊娠、出産、子育ては怖いものではなく楽しいイベントと割とお気軽にとらえられているような風潮があるように感じます。
「妊娠、出産は誰もが当たり前に無事にすることができるのは『当たり前のことではない』」
ことを知っておいたほうがよいです。

あまりにも、育児書やネットの情報に振り回されて、「あーしなきゃ、こーしなきゃ」とお母さんが苦しくなりすぎる、孤立してしまう育児もどうかと思いますけれども・・。

 マタニティーブルーや産後うつ、育児ノイローゼはメンタルの部分ですけれども、妊娠出産でホルモンバランスは非常に大きな変化をします。個人の努力云々で解決できることでもないんです。

特に、安定期に入るまで(お腹が大きくなって誰が見ても妊婦さんだとわかる)よりも、むしろつわりや心身のアンバランス感や不安は大きいし、病人やケガ人ではないけれど、周りのサポートも必要になってきます。(だからこそのマタニティーマークの普及です)

障害と同様に、目に見えない事はなかなかサポートを得ずらい、経験がない事にないしては理解が得ずらいというのが現状です。

今は、出産前旅行等もブームがあるようですが、妊婦さんの体の状況がどうなっているかなどご存知でしょうか。妊娠前の約2倍の心臓の大きさになっています。こんな状態ですから、息があがってしまったり、立ちくらみをしたり、妊娠中毒症や妊娠糖尿病など、メンタル以外のことも沢山出てきます。

なので、上記のことがあるなども知って、どういう行動をするのかと言う事を、妊婦さんご家族の方も選択をするということが大事になってまいりますね。

 ドラマのサブタイトルは「命についてすべてのこと」であり、キャッチコピーは「奇跡とむきあっている」です。命としてこの世に出ることができた子は、障害や病気があったとしても、生まれてくる力を持った命です。(遺伝子以上があると流産などがあり、出産にまでいたることができません)

 このようなこともふまえて、社会の中で妊娠、出産、育児をする、地域で子供を育てる意識をもう一度もてる世の中がいいなと感じた今回のニュースでした。



 

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